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法 話
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【 私の如是我聞 】
第35回
法名と戒名
更新
平成26年7月
浄土真宗では
法名
(
ほうみょう
)
といい、
戒名
(
かいみょう
)
とはいわないことを、 はじめに申しあげておきましょう。
さて、この二つはどちらも、仏教徒としての名前のこど、キリスト教でいえばクリスチャンネームに相当します。
このうち
戒名
(
かいみょう
)
というのは
悪行
(
あくぎょう
)
をやめて
善行
(
ぜんぎょう
)
をつみ、心を
浄化
(
じょうか
)
して、さとりを得て仏になろうとする人が、 仏道修行の基礎であり、
規律
(
きりつ
)
である 「
戒
(
かい
)
」 【
戒律
(
かいりつ
)
】をまもることを誓う、
受戒
(
じゅかい
)
の時にいただく名前のことです。
これに対し
浄土真宗
(
じょうどしんしゅう
)
は、
阿弥陀如来
(
あみだによらい
)
の ご
本願
(
ほんがん
)
を信じて、仏にならせていただく 教えですので、受戒をしません。
それで戒名ではなく、法名と申します。法名とは、仏法に
帰依
(
きえ
)
し、仏法をよりどころとして生きる、 仏弟子としての名前です。
浄土真宗本願寺派では、
僧侶
(
そうりょ
)
なら
得度式
(
とくどしき
)
で、また
門信徒
(
もんしんと
)
は
帰敬式
(
ききょうしき
)
、 いわゆる「おかみそり」を受けることによって、仏弟子となったしるしとして、ご門主からいただきます。
この法名は通常、二文字の漢字であらわされ、そのうえにかならず 「
釈
(
しゃく
)
」の字がつきます。
これは、お釈迦さまの一族にならせていただいたという意味です。
生前、おかみそりを受ける機会がないまま亡くなった人には、葬儀をとり行う住職が、ご門主に代わって 「おかみそり」を行い、法名をつけることになりますが、本来の意味から考えても、やはり今、 生きている間に、おかみそりをうけ、法名をいただいておきたいものです。
なお、
院号
(
いんごう
)
というのは、 法名の上につけられる一種の
称号
(
しょうごう
)
で、 もともとは寺院の名前が、そこに住む僧侶の、呼び名となっていたものです。
現在では、宗門の
護持発展
(
ごじはってん
)
に つくしたかたに、生前・死後を問わず、本願寺から贈られています。
では最後に、ご一緒にお念仏申しましょう。南無阿弥陀仏・・・・。
※『朗読法話集(第一集)』(本願寺出版社 1,300円 電話 075-371-4171)
読経だけでなく、少しでも、み教えを味わっていただけるようにとの願いから、本願寺から刊行されました。
※本書は「仏の教え」「浄土真宗の教え」「特別法話」「荘厳・仏事・作法」の四種類に分類しています。一つの法話で ひとつの内容を味わっていただけるよう編集されています。
※ご法座の最後は、「では最後にご一緒にお念仏申しましょう」といって、一同がお念仏を申しながら、 合掌礼拝して終了します。
本願寺
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本願寺ホームページにて、本願寺の法話のラジオ放送を本願寺ホームページのウェブサイトで聞けます。
沢山の法話が聞けます。ぜひ一度聞いてみて下さい。
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一このたびのこのご縁は
我一人の為と思うべし
一このたびのこのご縁は
初事と思うべし
一このたびのこのご縁は
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