《 聖典の講座 》
 
『無常迅速 生死の事大なり』

     
第174回  蓮如上人御一代記聞書れんにょしょうにんごいちだいきききがき新釋 更新 2026年2月

 (45) 温故知新
 今の人は古をたづぬべし。また、古のひとは古をよくつたふべし。
 物語は、うするものなり。書したるものは、うせず候。
 【意訳】
  今時いまどきの人は いにしえすなわち昔のことをたずねておかなくてはならぬ。
 また、ふるき人は昔のことを伝えておかなくてはならぬ。
伝えるにも口ではなす物語はその場かぎりになってなくなってしまうものである。
 筆で書いたものはなくならないから書きのこすがよい。
 【解説】
 この一条は『昔語記』の最初にのせてある。
 蓮如上人の仰せであろう。
 『論語』の温故知新のこころを和らげて、一流の安心の正しい伝統を命ぜられたものである。
 談合という座談、御文という文書伝道、さてはいろいろの記録が上人の膝元でつくられたのは、こうしたお心持のあらわれである。  



 『蓮如上人御一代記聞書れんにょしょうにんごいちだいきききがき新釋』 
    梅原真隆うめはらしんりゅう
本願寺出版社
電話 075-371-4171
 

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本願寺出版社




今生最後と思うべし 一このたびのこのご縁は 我一人の為と思うべし 一このたびのこのご縁は 初事と思うべし 一このたびのこのご縁は 聴聞の心得


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