《 聖典の講座 》
『無常迅速 生死の事大なり』
浄土真宗のご門徒は、昔からずっと朝夕正信偈を拝読し、お念仏のよろこびに生きてきました。そして、今また私たちも、正信偈に出会うことができました。もちろんそれは、親鸞聖人が心をこめて正信偈をお書きくださったからにちがいありませんが、さらに、親鸞聖人のお書きになった正信偈を、多くの人たちにすすめてくださった蓮如上人のご功績はきわめて大きいと言わなくてはなりません。
『顕浄土真実教行証文類』の一部であった。「正信偈」に、念仏と、同じく親鸞聖人がお作りになった「和讃」を加えて、「正信偈和讃」としてひろめてくださったのは、蓮如上人でした。
蓮如上人が、「正信偈和讃」を、朝夕のおつとめとして唱えることを教えてくださったことによって、親鸞聖人のみ教えが、飛躍的に人びとの間にひろまっていったのです。
私たちが、今、正信偈に出会うことができたのも、阿弥陀如来、釈尊、七高僧、親鸞聖人、蓮如上人、歴代の宗主方、そして、浄土真宗のみ教えを私たちに伝えてくださったご門徒の人々など、数多くの方々のお力によるものであることを、忘れてはなりません。
私たちがいま、正信偈に出会うことができたご恩を忘れないようにしましょう。
(話題)
あなたは誰に正信偈のおつとめを教えてもらいましたか。
※『朗読法話集(第二集)』(本願寺出版社 1.200円 電話 075-371-4171)【『朗読法話集(第二集)
正信偈のこころ』として本願寺より刊行されています。】
この本は
「正信偈念仏偈」の
依経段
を50編に分け、一つのテーマでひとつの内容を味わっていただけるようになっています。
※本書を朗読し、自分自身が味わいを深めていきたいものです。
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一このたびのこのご縁は |
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