《 聖典の講座 》
『無常迅速 生死の事大なり』
(偈文)
本願の
名号は
正定の
業なり。
至心
信楽の
願
(第十八願)を
因とす。
(第二十五話〜二十八話)
阿弥陀如来の
光明に照らされて、
お念仏をよろこびつつ、お浄土に向かって一日一日を歩みつづける私にお育てをいただき、
やがてはお浄土に生れて仏に
成らせていただく私ですが、
どのようにしてお浄土に救われていくのでしょうか。
「阿弥陀さま、
どうかお救いください」と私がおねがいをして、その
功徳によってお浄土へ
生れるのでしょうか。
お念仏を数多く称えて、
称えた
功徳によってお浄土へ
生れてゆくのでしょうか。
私たちは、朝夕お仏壇の前にすわって、一体どんな気持ちで
阿弥陀如来を
拝んでいるでしょうか。
「家族一同が安全でありますように」とか、
「無病息災で
ありますように」とか、「子供が受験した学校に合格できますように」などと、
ご祈祷をするような心で
拝んではいないでしょうか。
困ったときにはなにかにすがりたくなるその気持ちはよくわかりますが、
浄土真宗はおねがいをして幸せになる宗教ではありません。
自分の欲望をみたすために、神仏をその道具にしようとするようなまちがった考えの多い
昨今ですが、私たちは、一体、どんな生き方をすればよいのでしょうか。
(話題)
あなたはお仏壇にお参りするとき、どんな気持ちでお参りしていましたか。話し合ってください。
※『朗読法話集(第二集)』(本願寺出版社 1.200円 電話 075-371-4171)【『朗読法話集(第二集)
正信偈のこころ』として本願寺より刊行されています。】
この本は
「正信偈念仏偈」の
依経段
を50編に分け、一つのテーマでひとつの内容を味わっていただけるようになっています。
※本書を朗読し、自分自身が味わいを深めていきたいものです。
|
今生最後と思うべし |
一このたびのこのご縁は |
我一人の為と思うべし |
一このたびのこのご縁は |
初事と思うべし |
一このたびのこのご縁は |
聴聞の心得 |
トップページへ
聖典講座に戻る
書庫をみる