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「永代経法要(安穏法座)」
『永代経法要(安穏法座)』について 
『永代経法要(安穏法座)』が、平成30年10月11日【木】昼席・夜席〜12日【金】昼席、光西寺にて、行われました。

講師 高橋 哲了【西区 妙蓮寺】より、尊いみ教えを聞かせて頂きました。有難うございました。合掌


「皆様には、ようこそお参り下さいました。有り難うございました。
 他の寺のご門徒の方にも、ようこそ、わざわざ己斐の寺までお参り下さいまして、有難うございました。
 皆様の熱心な御聴聞の姿に感銘受けました。
 御講師様には、尊い仏縁を頂きまして、有り難うございました。称名」

☆☆仏様の教え☆☆

* 四世代同居の御門徒がおられた。皆は感心した。しかし、大切にしてきたものが子供達に伝わっていないのが悩みだった。

 孫に「食事の言葉」【本願寺で『食事の言葉』のカードを作成し配布しています。】を教えて実行させた。親は自分が知らない言葉を子供が言ってのけたので、親がショックを受けた。

それから息子も少し変わりました。今迄仏壇に参ろうとしなかった息子が、仏壇にお参り手を合わすことを、ぼつぼつ始めるようになった。 

中々難しい事を「ああしろ。こうしろ。」と言っても中々伝わらないですが、まず身近なことから始めていくということが、 「伝わっていく」第一であり、身近なことから始めていくことが、大切なことではないかと感じる。

先祖の方々が喜んで下さった「念仏のみ教え」を大切にしたいものです。

食事のことば 

食事のことば【解説】
 
* 浄土真宗、親鸞聖人が明らかにして下さった教えは「本願念仏」の教えです。
 
「本願念仏」の教えとは、阿弥陀如来様の願いが、四十八の願いの中の第十八願が南無阿弥陀仏と仕上がって下さって、そのお働きは、 願い通りに、今、私のところに届いて、「南無阿弥陀仏」と出て下さいます。

その届けぶりは、私の口にかかって、「南無阿弥陀仏」とお念仏に顕れていて下さるのです。

これを「本願念仏」と言います。親鸞聖人はこのことをお示し下さいました。
 
「正信偈」に「弥陀仏本願念仏」とあります。「弥陀仏本願念仏」を頂いていくのが浄土真宗の教えなんです。
 
* 『御伝鈔』【著者 覚如上人】に親鸞聖人の御往生の時のことが書かれています。

『聖人(親鸞)弘長二歳[壬戌]仲冬下旬の候より、いささか不例の気まします。

それよりこのかた、口に世事をまじへず、ただ仏恩のふかきことをのぶ。

声に余言をあらはさず、もつぱら称名たゆることなし。

しかうしておなじき第八日[午時]頭北面西右脇に臥したまひて、つひに念仏の息たえをはりぬ。』

               【『御伝鈔』 第六段】

『親鸞様が11月21日頃から、親鸞様は具合が悪くなられ、いよいよ御往生なさるときに、口に世間のことは全く口に出されませんでした。 阿弥陀様のお働きの素晴らしいこと、南無阿弥陀仏のお働きの素晴らしいことを述べ続けて下さいました。
 
他のことはおっしゃらずに、「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と、静かにお念仏をなさっておられました。 
 
頭を北に、顔を西に、右脇を下にして休まれておられた。

「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」とお念仏を口にかけ続けていて下さった。 

そして、「ついに念仏の息たえおわんぬ」とあります。 
 
「南無阿弥陀仏のお働き」によって、ここには「念仏の息」と表しておって下さいます。

「南無阿弥陀仏のお名号」は、私のところに届いておって下さいます。  

この私の心の中に届いていて下さる。私と一緒に人生を歩んで下さる。
 
そして、そのお働きは、私の口から「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と声に顕れて下さいます。 

私の「身について下さる。」のです。「身について下さった。」ということを「息」と呼びます。
 
「息」というものは「身についたもの」は、意識をせんでも顕れて下さる。』
 
それを「本願念仏」「弥陀仏本願念仏」【「正信偈」】と言います。  
 
「南無阿弥陀仏」の「念仏の働き」を身をもってお示しになったのが親鸞聖人です。

「決して離しはせんぞ。必ず救うて下さる。何があっても必ず救うぞ。」と仏様は仰せになる。

* ある浄土真宗の和上様が言われました。 
 
「私が臨終のときに、親鸞聖人のように口にお念仏を称えながら往生させて頂けたらいいんですけれど、 ひょっとしたらねえ、私が死ぬ時には、『鬼が来たー!助けてくれー!』と、宙をつかんで、目をひむいて、 『鬼が来たー!助けてくれー!』と言って命を終えるかも知れませんよ。」
と言われたそうです。

浄土真宗で「平生業成、不来迎」と言います。「来迎」とは他力の念仏の上には言いませんが、「自力の教え」では「お迎え」を言うのです。  

そういう考え方だと、だから自分が称えた念仏も「お迎え」がなかったら、全て台無し、無駄になってしまう。 
 
 続いて、その和上様が言われました。
 
「あの和上は素晴らしい和上だったけれど、亡くなるときに、『鬼が来たー!鬼が迎えに来たー!助けてくれー!』と言って命を終えられたそうだ。 

あの和上さんは阿弥陀様のお浄土ではなくて、地獄に落ちられたのではないか。」と、皆が言うでしょうねえ。 
 
でもね、心配は要らないんですよ。私が鬼を見て『助けてくれー!』と言っておっても、連れていって行こうとする鬼の手よりも、 阿弥陀様の手の方が早いからね。
 
阿弥陀様の手の方が早いから、もうここに届いて口に南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と顕れておって下さるから、何の心配も要らないのですよ。」
 
そのように示されたのが和上の教えでした。
 
* 念仏の救いは「本願念仏」と示されました。それを大事に頂き、伝えていくことが何よりも大切なことであります。

先ず私自身が、他人事ではありません。真剣にみ教えを聞かせて頂き、私自身がみ教えを正しく頂き、正しく伝えていくことが大切です。  合掌

☆『御伝鈔』は、『本願寺聖人親鸞伝絵』『善信聖人親鸞伝絵』、あるいは単に『親鸞伝絵』とも称されている。
もと宗祖親鸞聖人の曾孫にあたる第三代覚如上人が、聖人の遺徳を讃仰するために、その生涯の行蹟を数段にまとめて記述された詞書ことばがきと、 数段の詞書に相応する図絵からなる絵巻物として成立したが、写伝される過程でその図絵と詞書とが別々にわかれて流布するようになった。
そしてこの図絵の方を「御絵伝」、詞書のみを抄出したものを『御伝鈔』と呼ぶようになったのである。
 
☆住職の長男 長上 朋史【おさがみ ともふみ】が、平成30年3月より、お寺の仕事をお手伝いさせて頂くこととなりました。
 皆様の月忌参り【がっきまいり】のお勤めに参るかも知れません。
 皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

 ☆夜席の法座は、外ではなく、静かに自己の内面を見つめ、
 目に見えませんが、仏様に遇わせて頂いているという感じがします。
 どなたでも、どうぞご遠慮なく、夜席の法座にもお参り下さいませ。
 一日の営みを終え、静かに、共に仏様の命に遇わせて頂きませんか。

☆梵鐘【ぼんしょう】の用語解説→梵鐘【ぼんしょう】は「集会鐘(しゅうえしょう)」ともいい、法要や儀式を開始するに先立って、大衆が参集する合図として 三十分または一時間前に撞く。打数は十打とし、各間隔をゆっくりあけ、余韻がかすかになってから次を撞き、 最後の二打は少し間隔を早めて撞く。梵鐘は、法要や儀式以外(朝夕の時報など)に撞く場合もある。
☆喚鐘【かんしょう】の用語解説→ 勤行(ごんぎょう)や法会(ほうえ)などの開始を報じる小形の梵鐘(ぼんしょう)。半鐘。
 喚鐘は「行事鐘(ぎょうじしょう)」ともいい、法要や儀式の開始を知らせる合図として打つ。

打ち方は、適当な間隔で七打してから、打ち上げて打ち下し、次に五打してから再び打ち上げて打ち下し、最後に三打する(三打のうち第二打は小さく打つ)。



 行事の模様を、写真で紹介します。

『永代経法要(安穏法座)』御講師
高橋 哲了師 
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『永代経法要(安穏法座)』
安穏法座のぼり  
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『永代経法要(安穏法座)』
安穏法座スタンプラリー用 印 
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『永代経法要(安穏法座)』 
安穏法座 ポスター 
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『永代経法要(安穏法座)』
11日昼席
喚鐘【かんしょう】
長上朋史【長男】 
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日昼席
「帳場」【受付】 
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『永代経法要(安穏法座)』
11日昼席
講師 高橋 哲了師     
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日昼席
長上朋史【長男】     
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『永代経法要(安穏法座)』
11日昼席
講師 高橋 哲了師 
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『永代経法要(安穏法座)』 
庭の花  
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『永代経法要(安穏法座)』
11日昼席 
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日昼席
「教章」斉唱 
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『永代経法要(安穏法座)』
11日昼席
庭の花 
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日昼席
「恩徳讃」斉唱 
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『永代経法要(安穏法座)』
11日夜席
梵鐘【ぼんしょう】
長上朋史【長男】 
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日夜席
講師 高橋 哲了師 
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『永代経法要(安穏法座)』
11日夜席
講師 高橋 哲了師 
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日夜席
講師 高橋 哲了師     
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『永代経法要(安穏法座)』
11日夜席 
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日夜席   
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『永代経法要(安穏法座)』
庭の花 
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日夜席
講師 高橋 哲了師 
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『永代経法要(安穏法座)』
11日夜席
「教章」斉唱 
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『永代経法要(安穏法座)』 
11日夜席
「恩徳讃」斉唱 
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『永代経法要(安穏法座)』
12日昼席
「帳場」【受付】 
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『永代経法要(安穏法座)』 
12日昼席
「帳場」【受付】 
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『永代経法要(安穏法座)』
12日昼席 
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『永代経法要(安穏法座)』 
12日昼席
講師 高橋 哲了師     
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『永代経法要(安穏法座)』
12日昼席
庭の花 
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『永代経法要(安穏法座)』 
12日昼席
講師 高橋 哲了師   
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『永代経法要(安穏法座)』
12日昼席
講師 高橋 哲了師 
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『永代経法要(安穏法座)』 
12日昼席
講師 高橋 哲了師 
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『永代経法要(安穏法座)』
12日昼席
講師 高橋 哲了師 
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『永代経法要(安穏法座)』 
12日昼席
庭の花 
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『永代経法要(安穏法座)』
12日昼席
「教章」斉唱 
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『永代経法要(安穏法座)』 
12日昼席
「恩徳讃」斉唱 
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『永代経法要(安穏法座)』
12日昼席
庭の花 
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