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光西寺 光西寺仏婦・法話会
『光西寺 光西寺仏婦・法話会』について
*『光西寺仏婦・法話会』について

『光西寺仏婦・法話会』が、2019年・令和1年9月24日(火)13:30〜15:30、御講師 高都持 大道師【法性寺】をお迎えし、光西寺・本堂にて、行われました。

☆ 山木路子仏婦会長をはじめ、役員の方には大変お世話になりました。
皆様、ご多用なところ、ようこそ御参加下さいました。 
皆さんが呼びかけをして下さったおかげと深く感謝申し上げます。
今後とも、お気軽にお参り下さいませ。
 
☆ 『法話会』仏婦主催で、『公開講座』という形式で、仏壮にも呼びかけ、共に、高都持 大道師の尊いご法話を聴聞させて頂きました。

☆ 高都持 大道師には、大変ご多用なところ、御法話に来て頂き、尊いご縁を頂き、深く感謝申し上げます。
 高都持 大道師は、光西寺 長男の長上 弘雅の青年僧侶春秋会の先輩で、そのご縁で、来て頂きました。
 あちこちでご法話のご縁を持たれておられるようで、若手の活躍されている布教使の方でございます。有難うございました。称名

☆ご法話☆   【文責 住職】

 今日は「正信偈」をお話しさせて頂こうと思ってやってきました。
 

原文「能発一念喜愛心」
書き下し文【能く一念喜愛の心を発せば、】
原文「不断煩悩得涅槃」
書き下し文【煩悩を断ぜずして涅槃を得、】
原文「凡聖逆謗斉廻入」
書き下し文【凡・聖・逆・謗斉しく廻入すれば、】
原文「如衆水入海一味」
書き下し文【衆水の海に入りて一味なるが如し。】

 「正信偈」より

 共ともに味わっていきたいと思っております。
 
 「能発一念喜愛心」【のうほついちねんきあいしん】
意訳『ふたごころなく(一念)本願を信じよろこぶ(喜愛心)なら』
「不断煩悩得涅槃」【ふだんぼんのうとくねはん】
意訳『 煩悩(ぼんのう)を断たないままで、涅槃(ねはん)を得ることができる』
「凡聖逆謗斉回入」【ぼんじょうぎゃくほうさいえにゅう】
意訳『 凡夫(ぼんぷ)も聖者も極悪の人も、自力心を捨てて信心の道に入れば』
「如衆水入海一味」【にょしゅしいにゅうかいいちみ】
意訳『 川の水が海に入って一味(いちみ)になるがごとく、平等に救われる』
  「正信偈」より

 「他力の信心を頂くことによって、この私の煩悩【ぼんのう】というものが、阿弥陀様からたまわりたる信心によって、 煩悩が転じて、悟りの智慧へと転じられていく。」
 「転じる」ということを忠臣に置きながらお話をさせて頂きたいと思います。 
 
 「一念」とは「二心なく」ということです。阿弥陀様を一つ心に、南無阿弥陀仏のお念仏、阿弥陀様ですねえ。
 阿弥陀様ご自身が、私のところにですねえ、我が口に働き、我が身に働き、我が耳に響いて下さる。南無阿弥陀仏は阿弥陀様 ご自身なんですよ。

 我々もですねえ、心配で仕方ない時、家族が高熱を出している時など、どうしようと思いますか?
 できるだけ側に居ようと、我々だって思いませんか。「熱があって、この子大丈夫だろうか?」ドリンクを買って雇用、おかゆを作ろうと思いませんか?
 阿弥陀様という仏様は、この煩悩を抱えた私をご覧になってね、心配で仕方ないから、どうしたらいいか 悩み抜かれた。
 その結果 側に居るということを選択されました。何故ならば、この私をねえ、救うためには、どうしたらいいか。
 つまり、先ず救う相手を研究する。そういうことが必要でねえ。救いたいと思うんです。
 救う相手を、どんな者なんだろうか?と研究し尽くすわけなんですね。
 その結果、この阿弥陀という仏が、いつもそばに居なければ、この者を、救う事は出来ないと見抜かれたんですよ。
 何故ならば、私は煩悩を抱えています。煩悩とは何か?と言えば、「私の都合を抱えている。」ということです。
 「自己中心性」ということであります。だから私たちはどうでしょうか?内側に「私の都合」を抱えながらお互いに、生きています。如何でしょうか?
 でもねえ、私の都合抱えながら、「私の都合を抱えている」ということは、言いかえれば、「私の思い通りにしたい」ということですよ。
 思い通りにしたいと思っているのに、現実問題どうですか?今までの人生、思い通りになられた方おられますか?
 思い通りにならないことが一杯ですねえ。自分のことですら、思い通りにならないくせにですねえ、我々は、連れ合いを思い通りにしたいと思いません?
 思い通りになったですか?思い通りになりませんねえ。我が子を思い通りに育て上げることが出来られましたか?
 自分自身すら、思い通りにならんくせにねえ、連れ合いを思い通りに動かせると思うてみたり、我が子を思い通りに育て上げようと思うわけです。
 ですがねえ、思い通りにいかんわけですよ。思い通りにしようと思うから、思い通りにならない現実に出会い、思い苦しみ、そこに悩んで行くんですよ。
 これがわが姿ですねえ。私たちが苦しみ悩んでいる。
その苦しみ悩みの正体というのは、外側に、私意外の何かのせいで、苦しんだり、悩んだりしているのだと思おうとするんですよ。
 私が苦しんだり、悩んだレするということはですねえ、実は外側に原因があるわけではないんですよ。
 私意外の何かが、私を苦しめたり、悩ませたりしていると勘違いしているだけなんですよ。
 私の苦しみの原因も、悩みの原因も、全て内側にあるんですよ。その内側にあるのは何か?煩悩ですよ。
 思い通りにしたいと思っているから、苦しむんですよ。思い通りになりはしないのに、如何ですか?
 我々の人生の有り様というのは如何でしょう?
 「人は生まれて喜ばれ、老いて邪魔にされ、病気をして嫌われ、死んで忘れ去られていく。」というのが、まぎれもない現実ですよ。厳しいですね。
 生まれた時だけですよ、喜ばれるのはですね。この後は省略しますけどね。皆さんの前で言えないですよ。しかし、私も歩む道のりですからね。
 しかし、思い通りにならないのですよ。思い通りにしたいのに、思い通りにならないものを抱えている。
 この私をご覧になった阿弥陀さまは、その煩悩を捨て去ることの出来ない存在だということを見抜かれたのですよ。
 皆さん如何ですか?自分の都合を捨て去ることが出来ますか?出来ないですね。私の都合を抱えていませんか?

☆「仏教婦人会綱領」が、近年、新しくなりました。皆で斉唱しました。
☆住職の長男 長上朋史【おさがみ ともふみ】が、2019年・平成30年3月より、お寺の仕事をお手伝いさせて頂くこととなりました。
 皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
合掌

☆☆プログラム☆☆

13:30  開会式
  「讃仏偈」お勤め
  「仏婦綱領」
  住職 挨拶
  仏婦会長 挨拶
  御法話
  閉会式
  「恩徳讃」斉唱
15:30  解散


行事の模様を、写真で紹介します。

『光西寺仏婦・法話会』
お勤め「讃仏偈」  
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『光西寺仏婦・法話会』
仏教婦人会綱領
加土悦子  
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『光西寺仏婦・法話会』
仏教婦人会綱領  
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『光西寺仏婦・法話会』
レジメ 
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『光西寺仏婦・法話会』
仏教婦人会会長
山木路子 挨拶 
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『光西寺仏婦・法話会』
住職 挨拶  
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『光西寺仏婦・法話会』   ページの
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『光西寺仏婦・法話会』  ページの
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『光西寺仏婦・法話会』
御講師 高都持 大道師 
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『光西寺仏婦・法話会』  ページの
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『光西寺仏婦・法話会』   ページの
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『光西寺仏婦・法話会』       ページの
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『光西寺仏婦・法話会』
講師 高都持 大道師      
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『光西寺仏婦・法話会』
講師 高都持 大道師     
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『光西寺仏婦・法話会』
講師 高都持 大道師  
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『光西寺仏婦・法話会』
御講師 高都持 大道師  
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『光西寺仏婦・法話会』   ページの
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『光西寺仏婦・法話会』   ページの
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『光西寺仏婦・法話会』
茶菓子     
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『光西寺仏婦・法話会』     ページの
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『光西寺仏婦・法話会』
「恩徳讃」斉唱   
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