『熊皮の御影』は、「鏡御影」
「安城御影」と並ぶ親鸞聖人三御影の一つです。
深い墨染の衣に濃い黒袈裟をかけ、
白絹の首巻きをし、畳の上に
熊皮を敷いて座している。
この敷物の熊皮から名称の由来があります。
右上隅には、六角堂参籠夢告の文、
「行者宿報設女犯 我成玉女身被犯
一生之間能荘厳 臨終引導生極楽」が、書かれています。
|
|
七高僧は、親鸞聖人が、
真宗相承の祖師として、選定されました。
・龍樹菩薩 (りゅうじゅぼさつ)
・天親菩薩 (てんじんぼさつ)
・曇鸞大師 (どんらんだいし)
・道綽禅師 (どうしゃくぜんじ)
・善導大師 (ぜんどうだいし)
・源信和尚(僧都) (げんしんかしょう(そうず))
・源空(法然)聖人 (げんくう(ほうねん)しょうにん)
|
|
聖徳太子は、飛鳥時代の政治家で、
摂政として活躍されました。
大陸文化の導入と仏教の
興隆に尽くされた方で、親鸞聖人は、
「和国の教主」と崇められ、尊敬されました。
親鸞聖人は、救世観音の六角堂にこもり、
聖徳太子の夢告をうけられて師・法然上人
のもとを訪れる決意をさたと言われています。
そのように、親鸞聖人にとって、とても大切な方であった聖徳太子を、お敬いするものです。
|