「自己の愚かさ」 |
「森ひなさんの歌(一)」 |
おさないときより まいりはすれど |
なんのきもなく きいていた |
われのこころの なやみのために |
おてらまいりに ふみだした |
われのちからで でるとはおもうた |
そうじゃなかった おやちから |
たりき たりきと おもうていたが |
おもうたこころが みなじりき |
いやになるような ざまたればばに |
ついて はなれぬ おやござる |
ああ ありがたい なむあみだぶつ |
あみだによらいと 親子になれど |
ときどき ぼんのうが でてならん |
ああ はずかしや なむあみだぶつ |
おもいだしては きはいそいそ |
うれしあまりに うたをかく |
われでかかれず わがこにかかす |
ともによろこび ふでをとる |