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| *さりながら人の世はみな春の雪 |
| *人生は虚栄と偽善とから離れた |
| ところにある。 |
| *生きて甲斐あり 死して悔いなき |
| 一日が我らの生涯をゆたかにする。 |
| *ぼんやりと人生に処してゆくことは |
| 腕を練磨することなくして 利剣を |
| 振舞う無謀さにひとしい。 |
| *まわるコマはたおれぬ。 |
| *誰れにも似たような悩みがある |
| 誰にもかくされた涙がある 胸を |
| ひらいて すなおに語り合い |
| 正しい教えを聞き合うところに |
| あかるい人生が 開けてくる。 |
| *あいあわぬ身とこころもてさびしく |
| も われまたいひぬ 道理めくこと |
| (九条武子) |
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