《 聖典の講座 》
 
『無常迅速 生死の事大なり』

  
第88回 第十条 念仏ねんぶつには 無義むぎをもつて義とす 更新 平成30年12月

 本願他力ほんがんたりき念仏ねんぶつにおいては、 自力じりきのはからいがまじらないことを 根本こんぽん法義ほうぎとします。
 なぜなら、 念仏ねんぶつは はからいを えており、たたえ つくくすことも、 つくすことも、 こころで  おもいはかることもできないからですと、 聖人しょうにんおおせになりました。
  おもえばかつて、 親鸞聖人しんらんしょうにんがおいでになったころ、 おなこころざしをもってはるかに とおきょうみやこまで あしはこび、  おな信心しんじんをもってやがて 往生おうじょうする 浄土じょうどおもいをよせた 人々ひとびとは、ともに 親鸞聖人しんらんしょうにんのおこころを かせていただきました。
 けれども、その 人々ひとびとにしたがって 念仏ねんぶつしておられる 方々かたがたが、 いも わかきも  かぞれないほどたくさんおいでになる なかで、  ちかごろは、 聖人しょうにんおおせになった おしえとは  ことなることをさまざまにいいあっておられるということを、 ひとづてに いています。
 それら ただしくない かんがえの ひとひとつについて、 以下いかくわしく べていきましょう。



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今生最後と思うべし 一このたびのこのご縁は 我一人の為と思うべし 一このたびのこのご縁は 初事と思うべし 一このたびのこのご縁は 聴聞の心得


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