《 聖典の講座 》
 
『無常迅速 生死の事大なり』

     
第146回  蓮如上人御一代記聞書れんにょしょうにんごいちだいきききがき新釋 更新 2023年10月

 (16) 教化きょうけの基調
 大津近松殿に対しまして、仰せられ候。信心をよく決定して、ひとにもとらせよと、仰せられ候ひき。
 

 【意訳】
 蓮如上人は、大津近松殿に対して、「わが身の信心を充分に決定して、他人にも 信心しんじんをいただくように 教化きょうけしなさいや」と仰せられた。
 
 
 
 
 【解説】
  御子息ごしそくに対して、 自信教人信じしんきょうにんしんの生涯をさとされたことも、 蓮如上人れんにょしょうにん風格ふうかくである。
 これによって、たくさんの御子たちが、上人の手足となって、 勧化かんけを普及して、一宗を再興(さいこう)されたのである。
 
 



※『蓮如上人御一代記聞書れんにょしょうにんごいちだいきききがき新釋』 
    梅原真隆うめはらしんりゅう
本願寺出版社
電話 075-371-4171
 

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今生最後と思うべし 一このたびのこのご縁は 我一人の為と思うべし 一このたびのこのご縁は 初事と思うべし 一このたびのこのご縁は 聴聞の心得


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