《 聖典の講座 》
 
『無常迅速 生死の事大なり』

     
第135回  蓮如上人御一代記聞書れんにょしょうにんごいちだいきききがき新釋 更新 2022年11月

 (五) 本尊と聖教しょうぎょう
 蓮如上人仰せられ候。本尊は掛やぶれ、聖教はよみやぶれと、 対句ついくに仰せられ候。
 
 【意訳】
 蓮如上人れんにょしょうにんは、 「 御本尊ごほんぞんふくが破れるほど掛けどおしにしていつも 拝礼はいれいせよ。
 お聖教しょうぎょうは本が破れるほど読んで、そのこころをわがものにせよ。」
 と 対句ついくにして仰せられた。
 
 【解説】 
 世間の多くの人が 本尊ほんぞん聖教しょうぎょうを敬遠して保存しているので、これを日常の生活に感佩かんぱいして 、おりこんでくらす 活宗教いきたおしえの心がけをさとされたのである。        



※『蓮如上人御一代記聞書れんにょしょうにんごいちだいきききがき新釋』 
    梅原真隆うめはらしんりゅう
本願寺出版社
電話 075-371-4171
 

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今生最後と思うべし 一このたびのこのご縁は 我一人の為と思うべし 一このたびのこのご縁は 初事と思うべし 一このたびのこのご縁は 聴聞の心得


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