法話

☆☆ 法 話 ☆☆
 
【 私の如是我聞 】

第21回 選択せんじゃくの本願 更新 平成25年5月

 私どもの浄土真宗では、 親鸞聖人しんらんしょうにん宗祖しゅうそあおいでいますが、 その親鸞聖人が、 恩師おんしと仰いでいらっしゃるのが 法然上人ほうねんしょうにんです。
法然上人は、親鸞聖人と同じように若いときに出家され、 比叡山ひえいざんできびしい学問と修行をされました。
長い求道ぐどうの生活にもかかわらず、 自身の救われる道が見出せず、苦労を重ねられました。
そして、四十三歳のときに、ついに、 中国浄土教ちゅうごくじょうどきょう祖師そし善導大師ぜんどうだいしの 『観経疏かんぎょうしょ』に お会いになりました。
そしてどんな人でも、念仏すれば、如来の本願力によって、必ず浄土へ往生できると説かれているのに気づいて、 お念仏の道に入られたのでした。
以来、法然上人は、ひたすら「南無阿弥陀仏」と、お念仏をとなえつづけ、 人々にもおすすめくださいました。
 法然上人によれば、阿弥陀如来は、 「平等びょうどう大悲だいひ」にうながされ、すべての人々を平等に 救おうとおぼされました。
そこで、特にすぐれた人しか歩むことのできない、 自力じりき難行なんぎょうを選び捨て、誰れでも歩むことができ、 しかも、最もすぐれた「行」である他力たりきの お念仏を選び取り、「私を信頼してお念仏するものは、善悪・賢愚のへだてなく、必ず救う」という、願い (誓願せいがん)をおたてくださったといわれています。
そのことを誓われた第十八願を、法然上人は 選択本願せんじゃくほんがんと名づけ、自力を捨てて 他力をたのむ念仏を、選択本願の念仏と名づけられました。
そして、この「願い」にしたがって、ひたすら念仏申すことこそ、 如来さまのご本意にかなったまことの生き方であると、教えてくださったのです。
 こうして、愚かな私が救われる道は、如来さまが大きなお慈悲によって選び取り、与えてくださったお念仏よりほかにないことを、 お知らせくださったのが、法然上人だったのです。
 上人の仰せにしたがって、お念仏申せば、私のような愚かなものを、救おうと願ってくださった如来さまの 深いお慈悲が、本当にありがたく味わわれます。
お念仏の、深いおこころをうけとらせていただき、心静かに、お念仏をとなえさせていただきましょう。 南無阿弥陀仏・・・・・・。

 では最後に、ご一緒にお念仏申しましょう。南無阿弥陀仏・・・・。

※『朗読法話集(第一集)』(本願寺出版社 1,300円 電話 075-371-4171)
読経だけでなく、少しでも、み教えを味わっていただけるようにとの願いから、本願寺から刊行されました。
※本書は「仏の教え」「浄土真宗の教え」「特別法話」「荘厳・仏事・作法」の四種類に分類しています。一つの法話で ひとつの内容を味わっていただけるよう編集されています。
※ご法座の最後は、「では最後にご一緒にお念仏申しましょう」といって、一同がお念仏を申しながら、 合掌礼拝して終了します。


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